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<回顧2020>J1柏のコロナ集団感染でルヴァン杯決勝が初の越年開催:東京新聞 TOKYO Web

昨年10月、札幌―川崎の顔合わせで行われ多くの観客が詰めかけたルヴァン杯決勝。新型コロナ禍の今季は年明けに開催されることとなった=埼玉スタジアムで

昨年10月、札幌―川崎の顔合わせで行われ多くの観客が詰めかけたルヴァン杯決勝。新型コロナ禍の今季は年明けに開催されることとなった=埼玉スタジアムで

 年内か、年明けか。それが問題だった。ファイナリストのJ1柏に新型コロナウイルスの集団感染が発生し、直前で延期されたYBCルヴァン・カップ決勝。J1FC東京との大一番は、11月7日から来年1月4日開催に落ち着いたが、新型コロナに翻弄(ほんろう)され続けた今季を象徴するかのようだった。

◆年末か年明けか…天皇杯、ACL絡んでドタバタ日程

 代替日として浮上したのが12月26日、来年1月3日、翌4日の3案だった。だが天皇杯全日本選手権とドーハで開催中のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)がネックとなった。天皇杯は12月27日に準決勝、来年元日に決勝がある。当時は両チームとも出場の可能性を残し、ACLではFC東京が最長で12月19日まで戦う見込みがあった。

 J1リーグ戦と並行して行われるACLに向け、2チーム編成を整えていたFC東京は12月26日を要望したが、天皇杯との日程が近接していることを懸念したJリーグが難色を示した。「日程を判断する場合、1月4日しかない」と村井満チェアマン。結局、消去法で異例の平日デーゲームとなった。

 チケット購入者への配慮からJリーグが代替日の決定を急ぎ、11月12日に新たな日程は発表された。見通しが立たない難しさもあっただろうが、日程決定が性急だった感は否めない。まずは候補日を示し、推移を見た上で確定しても良かった。最終的にFC東京も柏も天皇杯出場権は得られず、さらに今月にはACL参加チームへの隔離措置の緩和が決まった。仮にFC東京が19日のACL決勝に行っても、帰国後すぐに練習や試合への出場が可能となった。

 結果論だが、結論を3週間ほど待てば、12月26日開催の障壁は格段に低くなっていた。これなら来季に向けた選手の休養期間を十分確保でき、土曜日でチケット購入者にとってもより受け入れやすかったのではないか。

 来年1月4日に延期されたことで、FC東京は得点源のレアンドロが契約期間外となってしまうなど問題も残る。コロナ禍の緊急事態で多少の不公平はのみ込まざるを得ないが、国内の主要タイトルだけに、両チームともベストな状態で戦ってもらいたい。(唐沢裕亮)


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