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人とテクノロジーを繋ぐ”自然のゆらぎ”という素材性 – 物理現象をマテリアライズするための公開勉強会- Melt. Open Meeting #4



高次素材設計技術研究舎 -Melt.[Meta-material design-Engineering Learning Team]が送る物理現象のマテリアライズ事例を解き明かす公開勉強会です。
どなたでもお気軽に議論に参加できます。

SNSへの感想などの投稿はぜひハッシュタグ
#meltopenmtg
をつけてください。

【はじめまして。Melt.です】
Melt.(高次素材設計技術研究舎=Metamaterial design-Engineering Learning Team)では、全ての人へ新たな視点をインストールすることを目的としています。フィジカルに存在する物質ではなく、物理現象や思想を含めたあらゆる要素を素材と捉え、それらをものづくりとして実装するための設計手法の探求、及びマテリアライズの可能性を研究する有志による団体です。
鉱石や木材、樹脂、水資源などの有視有限の物質のみならず、音や風などの物理現象といった”無形の素材”を取り扱える様になることで、現状の発想と創造の枠を破る新たなマテリアライズのロールモデルを形成し、プロトタイピングを通じてかつて無い設計手法をオープンに展開します。

ユニークな事例を分析することで物理現象を素材化するエンジニアリングプロセスの可能性を探る
Melt. Open Meetingは毎回様々なクリエイターや思想家・リサーチャーをお招きし”ALL THINGS WILL BE A MATERIALS”を起点とした新しい素材活用について公開勉強会型のディスカッションを行います。
ディスカッションの内容はリアルタイムにオンラインホワイトボードツール”miro”を使用しこの事例のユニークな点やどのような技術なのか、どこがMeta-material design-Engineeringなのかという点を整理し埋めていきます。
ディスカッションの終了時に設計モデルとして整理していくことを毎回の落とし所とし、ゲストとのディスカッションにとどまらず、視聴者も議論に参加し共に理解を深めていく勉強会です。

勉強会を通じて、実例から見るMeta-materializeのロールモデルをオープンに整理し、設計手法として一般化していきます。

また勉強会で開発された”miro”のマテリアライズフレームワークは、営利を問わずどなたでも自由にご自身の活動へ使用することが可能です。

マテリアライズフレームワークシートはOpen meeting開催ごとに更新されていきます。
イベント詳細は をご確認ください。

Pick up case
今回は「自然のゆらぎ」をデザインの軸としてテクノロジーをゆるやかに繋げるデザインを行っているGADARAのNature DrumやMoss Interfaceを取り上げます。
自然のゆらぎという視点から、物事へのデザイン的な解釈をどのように行い、自然現象をプロダクトへと昇華する方法をGADARAの柳原氏らとともに探ります。

Nature Drum
“演奏者、鑑賞者、マシン ― 音を捉える主体の中に表象される音の鑑賞”

約10,000の膨大なドラムサンプル音源(※)をディープニューラルネットワークで学習し、入力音に対して類似する音を生成するマシンによって、物理/表象を往来する音を探求するライブパフォーマンスを実施した。
自然物が偶発性を音楽制作に活かす

Nature Drum

HACK THE NATURAL OBJECTS
“自然物の姿をしたインタフェースでゆるやかに環境をコントロールする”
石や流木など自然から採集したオブジェクトにセンサーやマイコンを組み込み、その回転や傾きを入力として、 身の回りの音や光のボリュームなどをコントロールするインタラクティブデバイスを制作した。

偶発的な形態は、機能にどう作用するか?

Hack the Natural Objects

Moss Interface
“インタフェースを「制御」から「共生」の対象へ”
コケは時間帯や季節ごとに適切な湿度が常に移り変わっていきます。
それゆえ、MOSS Interfaceのユーザーは照明から望ましい光量を得るためには、コケの湿度を「適当に」コントロールする工夫が求められます。
今日の気候、自分の気分、コケとのバランスを考慮し、望ましい環境を実現するために、「今日はどれくらい水をあげればよいか」を考えながらインタフェースと向き合う必要があります。
このような関係性をもったインタフェースによって、コケとの共生を想像するきっかけをつくることを目指しました。
コケの湿度状況と部屋の明るさを連動させることで、時間帯や季節の変化により生じる「ゆらぎ」を空間内に反映させることができます。また、コケが感じている湿度や環境を感じるきっかけにもなります。

Moss Interface

Guest
【清水 惇一/Junichi Shimizu】
インタラクションリサーチャー / サウンドアーティスト
大学院でWearable Computingの研究をきっかけにセンシング技術を応用した人間の認知・知覚理解に興味を持つ。現在は、企業にてHCI研究に従事し、人と音楽の関係性に着目したインタラクションを探求している。GADARAでは、ソフトウェア/インタラクションデザインを担当。2019年のMUTEK.JPの出演をきっかけに作曲、及びサウンドアート作品を手掛ける。

【竹腰 美夏 / Minatsu Takekoshi】
デザイナー / プロトタイプエンジニア
大学でプロダクトデザイン、大学院でインタラクションデザインと身体認知心理学に関して研究した後、企業でインスタレーションの制作、深層学習による画像処理の研究開発を経験。現在はGADARAとフリーランス活動で、AIやアルゴリズミックモデリング等を用いてプロダクトの筐体設計・アート表現に取り組み、あらゆるデータから人の感性に影響する物質への変換手法を探求する。FabCafe TokyoクルーOG。

【柳原 一也 / Kazuya Yanagihara】
インタラクションリサーチャー / コンセプトデザイナー
大阪府出身。大阪の編集プロダクションで情報誌や大学案内などの制作を行った後、大学院へ入学し身体性やインタラクションを軸とした研究を行う。平日は主に素材に関連したプロジェクトを行うMTRLにてディレクターを務める。GADARAでは主にコンセプトデザインやイラストレーションのほか工作的にラピッドプロトタイピングすることを担当。

Speaker
【浅井 睦】
[Metalium llc]代表
コンセプトデザイナー / 知覚材料研究者 / 調香師
1991年大阪府生まれ。舞鶴工業高等専門学校機械工学科修了

まだ手に触れることのできない未知の素材をメタ思考から生まれ出るこの世の存在する全てを材料として取り扱い、素材としてすべての人が触れるようにプロトタイピングを通して素材を提供する事業を展開する[Metalium llc]を創業。

「どんな場所・状況でも思考選択肢を増やす」ことを主軸に研究活動を行うプロジェクト[Plastic Native Laboratory]を主宰。フリーランスコンセプトデザイナーとして、言語化の難しい初期状態アイデアを形にして検証するプロセスを支援する[Engineering Freak]を平行に展開している。

主な仕事に、聴覚情報形状化変換インスタレーション型展示「NOIZE ROOM」、mixi X-flag park 「ドローンシューティング用ドローン設計生産」や「everblue technology 自動航行海上ドローン設計生産」など新しい開発プロセスを活用した企画提案、ディレクションを行う。
また、調香師としてハンドメイドインセンスの文化的普及を目指して[EF_Incense]の展開も行う。

【斎藤 健太郎 / Kentaro Saito】
FabCafe Nagoya community manager / 東山動物園くらぶ 理事 / Prime numbers syndicate Fiction implementor

名古屋における人ベースのクリエイティブの土壌を育むためにコミュニティマネージャーとしてFabCafe Nagoyaに立ち上げから携わる。電子工学をバックボーンに持ち科学技術への造詣が深い他、デジタルテクノロジー、UXデザインや舞台設計、楽器制作、伝統工芸、果ては動物の生態まで幅広い知見で枠にとらわれない「真面目に遊ぶ」体験づくりを軸とした多様なプロジェクトに携わる。インドカレーと猫が好き。

主催
Melt. / Metalium LLC.
共催
FabCafe Nagoya

ソース

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