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【創業72年 尾道ラーメンの老舗】 行列が絶えない名店 つたふじ | ひろしまリード|広島を、もっと楽しもう!エンタメウェブマガジン

尾道ラーメン発祥の地で、たくさんのお店が立ち並ぶ激戦区でもある尾道駅周辺。その中で、地元の人に愛され続ける名店の1つが創業72年の「つたふじ」です。「つたふじ」はミシュランガイド2018広島・愛媛に掲載されたことでも有名です。

口コミでも高評価を集める「中華そば つたふじ 本店」へ取材に伺い、おいしさの秘密やお店の歴史などについてお聞きしてきました。

 

アクセス

尾道駅南口

尾道駅からは徒歩で15分~20分

尾道駅の南口から「つたふじ」までは、海沿いを歩くとおよそ15分。尾道観光をしてランチで寄るにはちょうどいい立地です。尾道駅からお店までのルートは、海沿い・商店街・線路沿いとお好みで選べます。

 

提携駐車場は2か所

サービス券がもらえる駐車場は、中浜パーキングとなかはま東パーキングの2か所です。

中浜パーキング

車で訪れる場合は、パーキング前の道路がやや狭くわかりづらいため、駐車場の住所で検索するのがおすすめです。

〇中浜パーキング
所在地:尾道市十四日元町5-18

〇なかはま東パーキング
所在地:尾道市十四日元町5-15

こちらのパーキングから「つたふじ」までは徒歩1~2分です。

駐車場案内

会計の際に、駐車証明書を提示するとサービス券(30分100円分)が1枚もらえます。

パーキングの精算機

パーキングを利用する際には、精算機の黄色ボタンをピッとしてからお店に向かいましょう。

つたふじ外観

お店は海岸通りの道沿いにあり、オレンジの屋根に白文字で「中華そば つたふじ本店」とあり、遠くから見てもすぐにわかりました。

 

お店のピークは11:00~14:00

口コミでは、お店の前にはいつも行列ができているとのことだったので、開店時間の11:00に合わせてお店を訪ねてみました。

開店前の行列

やはり行列店の名に偽りなし。開店前に、すでにお客さんが並んでいました。14時半頃来店したお客さんからは「13時頃には10人以上並んでたから、時間をずらして来たんだよ」との情報も。つたふじさんによると、開店前に並ぶか、14時過ぎに訪れると、待ち時間は少ないとのことでした。取材日は平日でしたが、14時半頃までは常に5~6人の行列が続いていました。

順番待ちをしているお客さんに声をかけてみると、千葉・埼玉・大阪などから旅行で訪れ、ネットの口コミやランキングをみて来店したとのことでした。

お店の前

のれんの前で順番を待っていると、お店から漂う醤油の香りが食欲をそそります。

ミシュランステッカー

「つたふじ」は2018年のミシュランガイド広島・愛媛に掲載されています。その証のステッカーが入り口横に貼られているのでチェックしてみてください。

店内は撮影禁止となっています。理由は後述しますが、今回は取材のため特別に店内撮影させていただきました。

それではいざ、店内へ。

 

店内の様子

のれんをくぐると、逆L時のカウンター席と厨房が目に入ります。

カウンター席

昔ながらのカウンター席で、手前に3席、お店の入口から奥に向かって8席の全11席となります。カウンター席

感染症対策にて2席ごとにパーテーションが設置されていました。お手洗いは、8席カウンターの通路の先、左手にあります。お店の外観もそうですが、内観も72年の歴史を感じさせてくれる昭和の香りが色濃く残った雰囲気です。

個人的には、昔ながらの電灯・扇風機・ブラウン管のテレビがしっくりくるこの趣深い雰囲気を、改装などせずに維持して欲しいなと思いました。
荷棚とティッシュ

カウンターにはあまりスペースがないことから、ティッシュの箱が棚の上に置かれていました。もしティッシュを使用した場合は、可及的速やかに元に戻してくださいね♪

 

つたふじの定番メニュー 中華そば(並)

中華そば(並)650円 中華そば(並)650円

今回は、つたふじの定番メニュー「中華そば(並)」をいただきました。

注文から8分。「味は思うように書いて」という一言とともに、マスターができたてのラーメンを差し出してくれました。麺はストレートの黄細麺(きぼそめん)で、チャーシュー・メンマ・ネギがトッピングされています。背脂がたっぷり入った醤油ベースの魚介系スープが、器のぎりぎりまで注がれていました。

中華そば

メンマとチャーシューは自家製とのこと。まずはスープを一口いただきます。「つたふじ」は創業当初からレンゲを置いていないとのことで、器を両手で持ってすすってみました。

一口目は予想以上の熱さに驚きつつ、背脂がたくさん入っていて醤油の味がしっかりするのに、後味があっさりしていて甘いスープに感動。マスターに聞いてみたところ、スープは豚と鶏ガラや魚介がベースで、詳しいことは企業秘密とのことでした。

メンマとチャーシューの味付けが薄めで、スープが濃くならないため、最後まで変わらない味を楽しめました。豚モモ肉のチャーシューは厚めで、かなり歯ごたえがありました。

中華そばに加えて、メニューのゆでたまごが気になったので注文しました。

ゆでたまご ゆでたまご50円

「つたふじ」のゆでたまごは、自分で剥くスタイルです。固ゆでのゆでたまごを、粗塩でさっぱりといただきました。

メニュー表 メニュー表

口コミではたびたび登場していた「いなり」と「むすび」がメニュー表内に見えなかったので聞いてみたところ、仕入れ先の廃業により9月いっぱいで終了したとのことでした。代わりに、もち米入白ご飯がメニューに加わっていたので注文。

もち米入白ご飯 もち米入白ご飯250円

こちらは、もち米入の白ご飯に梅干が添えられたシンプルなメニューです。プラスチックの容器に入っていて、そのままいただけます。

絶妙な塩加減のもち米入白ご飯と、ちょっぴりすっぱい梅干しとの相性が抜群で、気づいたら食べ終わっていました。ぜひ1度お試しください。

 

2玉から持ち帰りも

中華そば持ち帰りできますの張り紙

お店から30分圏内に住んでいる方に限り、お持ち帰りもできるとのことです。常連さんが電話で「〇時に〇食分~」と予約されていました。2玉からお持ち帰りでき、麺は家でゆでるスタイルです。チャーシュー・メンマ・ネギなどのトッピングとスープは、それぞれ専用のプラスチック容器に詰めてもらえます。自宅でつたふじのラーメンが食べられるのは、地元ならではですね。

 

つたふじの歴史

つたふじの歴史について、つたふじのマスターである仁井博明さんにお聞きしました。

つたふじのれん

創業72年 始まりは屋台から

つたふじの原点は、マスターのご両親が戦後に始めた屋台だったとのこと。その当時は、長江口あたりで営業していたそうです。ご両親が現在の場所で開業したのが昭和25年。マスターが生まれる前のことになります。

 

お店を継いだきっかけ

ラーメンを作るマスター

マスターは、子どもの頃から見よう見まねで家業の手伝いをして、ある程度のノウハウを教わっていたそうです。しかし、若い頃は商売が嫌いでお店を継ぐ気はなく、学校を出てからは船に乗っていたとのこと。

休暇中に先代であるお父様が病気で急逝されたのがきっかけとなり、マスターは25歳でお店に立つこととなりました。代替わりしてから今日まで、45年間のれんを守り続け、今もなお店に立ち続けています。

 

お店は2人体制

麺をゆでるマスター

毎日、2人体制でお店を切り盛りされています。マスターは毎日お店に立ち、奥さん・娘さん・パートさんが日替わりで出勤されているとのこと。

取材の日は、娘さんがいらっしゃいました。「いらっしゃい!何にしましょう?」「ありがとうございましたー」と娘さんの明るい声が店内に響いていました。マスターがラーメンを作っている間に、お客さんの注文をとったりカウンター清掃をしたりと、周辺業務をてきぱきとこなされていました。娘さんは、学生時代に店外清掃を始めてから20年以上、お店のお手伝いをされているそうです。

 

積極的なお店の宣伝は行っていない

今回、つたふじさんの取材をするにあたり、お店のことを少し調べさせていただきました。実際のところ、インターネット上に口コミは多数寄せられているものの、ラーメン以外の店舗情報はほとんど見つけられませんでした。

尾道駅や尾道駅周辺で配布されているフリーペーパーにも「つたふじ」の掲載は一切なし。マスターにお店の宣伝について伺うと、広告は一切出していないとのことでした。創業から72年、代替わりから45年間、のれんを守り続けている実績は確固たるものであり、口コミが人を呼ぶ所以だと感じました。

 

店内撮影禁止の裏側

ミシュラン掲載ステッカー

お店の内外ともに貼られている「撮影禁止」のマークが気になったので、理由について伺いました。店内撮影禁止のルールを設けたのは、使い捨てカメラのフラッシュがまぶしく、ラーメン作りに支障が出たのがきっかけだったそうです。

厨房とカウンターの距離が近い、つたふじさんならではの理由ですね。なお、ラーメンなどの商品に関しては、撮影してもらって構わないとのことです。

 

つたふじ福山店との関係は?

つたふじ福山店は、マスターの両親が娘夫婦(マスターからみて姉夫婦)にのれん分けをして開店したお店であり、現在は甥御さんが店主をされています。つたふじ本店は、今後については未定であり、「仮になくなったとしても、(のれん分けしてあるから)つたふじののれんは残る」とのことでした。

〇店舗情報

つたふじ福山店

所在地:〒720-0805 広島県福山市御門町2丁目9−1
アクセス:福山駅から1,424m
TEL: 084-924-2815
営業時間:11:00~21:00(日、祝日)、11:00~21:30(平日・土曜日)
定休日:火曜日
駐車場:有

 

今後の展望

かつては、定休日は火曜日のみでしたが、現在は身体のことを考えて月曜日もお休みされています。45年もの長い間、のれんを守り続けるマスターに、今後の展望についてお聞きしました。「お客さんが来てくれて、長く商売が続いていることが勲章なんよ」「あと何年やりたいとか、どうしたいとかいうのはないけど、昔からの味を守っていくだけ」と語るマスターの姿を見て、お店を続けていくことの偉大さを感じました。

また、常連さんからは『できるだけ長く続けて欲しい』という声も多いそうで、「体が動くうちは続けていく」と話してくださいました。

 

〇店舗情報

つたふじ 外観

中華そば つたふじ 本店

所在地:722-0035 広島県尾道市土堂2丁目10−17
アクセス:尾道駅から徒歩15分、提携駐車場から徒歩1分
TEL:0848-22-5578
営業時間:11:00~16:00(売り切れご免)
定休日:月曜日・火曜日
駐車場:中浜パーキング・なかはま東パーキング(サービス券あり)
支払い方法:現金
トイレ:有

 

創業72年、尾道ラーメンの老舗「つたふじ」。尾道を訪れた際には、歴史あるのれんをくぐってみてはいかがでしょうか。

 

※この記事の情報は2022年11月時点のものです。情報は変更になる場合があります。

ライター/林 詠美子


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