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冷凍食品に熱視線!? ファミレス、百貨店…相次ぎ参入 「家で良いもの」需要が拡大<まちビズ最前線>:東京新聞 TOKYO Web

 手軽に家庭で楽しめる冷凍食品への注目度が高まっている。ファミリーレストランや百貨店などが相次いで参入。外食産業が低迷する中、家で「少しいいもの」を求める消費者のニーズに合わせ工夫を凝らす。(並木智子)

人気の冷凍食品を紹介する堀川淳子さん=江東区のデニーズ清澄店で

人気の冷凍食品を紹介する堀川淳子さん=江東区のデニーズ清澄店で

㊧Denny's Tableで人気の「お店のソースで仕込んだデミグラスハンバーグ」 
㊨Denny's Tableのショートパスタ「海老とじゃがいものカサレッチェ~ジェノベーゼソース~」

㊧Denny’s Tableで人気の「お店のソースで仕込んだデミグラスハンバーグ」 
㊨Denny’s Tableのショートパスタ「海老とじゃがいものカサレッチェ~ジェノベーゼソース~」

◆予想外の人気に

 ファミリーレストラン「デニーズ」は5月、冷凍食品の新ブランド「Denny’s Table」を立ち上げた。デミグラスハンバーグ(580円)など洋食を中心に12品を展開する。ターゲット層は「外食」と「料理」が好きな人。ホームページでアレンジレシピを公表するなど工夫し、全店で販売している。

 冷凍食品参入のきっかけは、昨年4月、ギフト用などで販売してきた冷凍のコーンスープなどを試験的に店頭販売したことだった。これが予想外に人気に。運営するセブン&アイ・フードシステムズの堀川淳子外販事業推進部長は「売れるのか半信半疑だった」。頻度が下がった外食の代わりに、自宅で楽しみたいとの需要があったとみられる。

 その後、販売店舗を拡大。ブランドも好調で、今年3~8月の冷凍食品などの食品の売り上げは前年同期の2倍だ。ただ、店内飲食の客足は伸び悩んでおり、2021年度のデニーズの売り上げは19年度の約7割。広報担当者は「店内飲食がコロナ前に戻るのは難しいだろう。売り上げの補てんにつなげたい」と話す。

松屋銀座の冷凍食品売り場=中央区の松屋銀座で

松屋銀座の冷凍食品売り場=中央区の松屋銀座で

㊧松屋銀座で販売している「銀座日東コーナー1948」 の「ロールキャベツトマトソース」(1580円) ㊨「パティスリィ  アサコ  イワヤナギ」のジェラートパルフェ=松屋提供

㊧松屋銀座で販売している「銀座日東コーナー1948」 の「ロールキャベツトマトソース」(1580円) ㊨「パティスリィ アサコ イワヤナギ」のジェラートパルフェ=松屋提供

◆高品質の冷凍食品も

 百貨店やホテルも高品質な冷凍食品を展開する。松屋銀座は8月末、冷凍食品売り場「ギンザ フローズン グルメ」を新設。「銀座日東コーナー1948」の「ロールキャベツトマトソース」(1580円)など銀座老舗店の洋食や中華、スイーツをそろえた。広報担当者は「来店客の減少に悩むレストランの支えとなれば」と話す。

 「ホテルオークラエンタープライズ」も、8月に日本橋高島屋に初の冷凍食品専門店を出店した。「ふかひれの姿煮込み」など高級感のある中華や洋食を販売する。

 家庭用冷凍食品の生産量は年々増加し、日本冷凍食品協会によると、21年は約79万トンと過去最高を記録した。富士経済の望月千聡さんは「物価高で安さを求める消費者も多いが、外食や旅行を控える中、家でのぜいたくとしての需要が高い」と背景を説明。消費者の好みが多様化する中で「(企業側は)コンセプトやターゲット層を明確にした商品が求められる」と話している。



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